みなさんこんにちは!
理学療法士の池田(み)です。
法律にも理学療法士とは
「身体に障害のある者に対し、主としてその基本的動作能力の回復を図るため、治療体操その他の運動を行なわせ、及び電気刺激、マッサージ、温熱その他の物理的手段を加えることをいう」
と定義されています。
じゃあ、心やメンタル面のケアは理学療法士の仕事に関係ないのね
かというと、そんなことはないと思います。
実際に当院に入院されている患者さんは、リハビリに対して様々な心持ちで取り組んでくださっています。
「三度のご飯よりリハビリが楽しみ! たくさん運動したい!」
という方もいらっしゃれば
「あまり運動はしたくないし、すぐ帰りたいけどこのままじゃ帰れないから…」
という方もいらっしゃいます。
そしてその中にも、リハビリが順調に進んでいる方、目標までまだ到達出来ていない方など様々な状況の方がいらっしゃいます。
心持ちも状況も十人十色。
どんな患者さんにもできるだけ前向きに、楽しんでリハビリをしていただきたい。
そのためにもメンタルケアにつながる声かけやリハビリができることも、
理学療法士として大切なことだと、私は思います。
ということで前置きが大変長くなりましたが、今回のテーマは心についてです。
みなさんはこんな経験ありませんか?
「やらなきゃいけないことがあるのに、全然違うことで時間を使ってしまった」
「こんなことしている場合じゃないのにー!」
私は何度もあります。
学生の頃(主に中学から大学)、テスト前日や課題提出期限の前日になると
なぜか部屋の掃除や片付けを始めてしまうんです。(暇なときはやらないくせに)
そのときの気持ちとしては、
「部屋や机まわりがきれいな方が、勉強しやすいし必要な参考書も見つけやすいし」
確かにその通りなのですが…
気付けば真夜中、目の前には終わっていない課題の山
そのときは、なんでいつも適当な理由つけて怠けてしまうんだろう…と思っていました。
でもこれ、実はただの怠けだけではなく「心の防衛機制」が働いていた可能性もあるんです!
防衛機制…聞き慣れない言葉かもしれませんが、
心も無意識のうちに自分を守ろうとしてくれているんです!
次回は、心の防衛機制についてお話していこうと思います。
PT 池田(み)