群馬リハビリテーション病院(旧沢渡温泉病院)リハビリテーション部です

回復期リハ病棟156床。ロボットリハ稼働中。100名超のリハスタッフで365日リハビリ邁進中。一緒にリハビリがんばりましょう。

自己効力感とは

 先月、2022年度の新人症例発表会が開催され、私もファシリテータとして参加させていただきました。

 

 各施設の新人さんそれぞれが真剣に患者さんに関わっていることが伝わり、勉強になったと同時にとても刺激を受けました。

 

 また新人の中にも、たくさん質問をする方もいて本当に感心させられます。私が新人の時には発表する事が精一杯でとても質問をする余裕はありませんでした。

 

 さて、私が参加させて頂いたブロックの中では特に「自己効力感」に着目する発表が多くありましたので調べました。

 

 

 自己効力感とは自分がある状況において必要な行動をうまく遂行できると、自分の可能性を認知できることを指します。簡単に言うと「きっとできる」と自分の力を信じる気持ちのことです。自己効力感が高い人は積極的に行動でき、困難な状況であっても課題に取り組むことが可能となり、目標を達成できる傾向にあると言われています。

 では自己効力感を高めるにはどうしたらよいのでしょうか?

 自己効力感の上昇を助ける情報として以下のものが挙げられています。

 

①達成経験:何かを達成したり成功したりする経験

②代理経験:自分以外の他人が何かを達成したりする事を観察すること

③言語的説得:ポジティブな言葉で励ましを受けること

④情緒的調整:心身の健康を保ち穏やかな精神状態でいること

 

もちろん個人によっても、またその時の状況によっても違うと思いますが、

自分自身あるいは友達や家族が①~④の項目の中で何が1番効果があるのか考えつつ、

行動することで少しでも良い結果につながるのではないでしょうか?

 

                                 記事:OT室