群馬リハビリテーション病院(旧沢渡温泉病院)リハビリテーション部です

回復期リハ病棟156床。HAL、歩行アシスト、足首アシスト、IVES、REOGO-J、Walkaideなど、ロボットリハも稼働中。100名超のリハスタッフで365日途切れなく活動中。年200回を目標にブログ更新しています。

インフォームドコンセント

 みなさん、こんにちは。

 梅雨入りし、雨の日が多くじめじめした日が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。私は雨が嫌いなので天気の悪い日は、気分もあがりませんが、農家の方は雨が降ると助かるという方も多いようですね。コロナ禍でイベント事が減少しているので、季節を感じにくいですが、天候や気温、木々などの自然からは季節を感じることができますね。

 

 今回はインフォームドコンセントについてお話ししたいと思います。

 

インフォームドコンセントとは「説明と同意」のことを言います。

理学療法士の職業倫理ガイドラインによると、

1)患者および対象者の請求に対し、あるいは請求が無くても必要により、患者および

対象者と家族へ、状況を説明する義務がある。

2)説明においては、医師およびチームメンバー(スタッフ)と協調して連携のうえ、診

療や指導の方針と説明の範囲を確認しておかなければならない。

3)医師から判断を任されている事項については、患者および対象者に協力を求めるこ

とで責務に対する働きかけを行い、患者および対象者の同意を得なければならない。

4)判断能力のある患者や対象者が求める範囲が説明義務となるが、患者や対象者には

「知らされない権利」もあることを承知しておく。

と書かれています。

 

 患者さんと信頼関係を築くためには、とても重要なことだと思います。

 しかし、患者さんには「言っていることが難しくてよく分からない」と言われることが多いのも現状です。実際、私も医療用語をかみ砕いてどれだけ患者さんに分かりやすく説明するかに奮闘しています。インフォームドコンセントを得るのは大変です。

 

 もっと、伝え方が上手になりたいと思い「伝え方が9割」という本を読んでみました。

 インフォームドコンセントのお話しからは少し離れますが、私がすごく印象に残った文を紹介します。

 

ボブ・ムーアヘッドさんの「 この時代に生きる 私たちの矛盾 」

 

ビルは空高くなったが 人の気は短くなり

高速道路は広くなったが 視野は狭くなり

お金を使ってはいるが 得る物は少なく

たくさん物を買っているが 楽しみは少なくなっている

より便利になったが 時間は前よりもない

知識は増えたが 決断することは少ない

薬も増えたが 健康状態は悪くなっている

生計のたてかたは学んだが 人生を学んではいない

月まで行き来できるのに 近所同士の争いは絶えない

空気を浄化し 魂を汚し原子核を分裂させられるが

偏見は取り去ることができない

急ぐことは学んだが 待つことは覚えず

計画は増えたが 成し遂げられていない

情報を手に入れ 多くのコンピューターを用意しているのに

コミュニケーションはどんどん減っている

ファーストフードで消化は遅く 体は大きいが 人格は小さく

利益に没頭し 人間関係は軽薄になっている

世界平和の時代と言われるのに 家族の争いはたえず

レジャーは増えても 楽しみは少なく

たくさんの食べ物に恵まれても 栄養は少ない.....

....人生はどれだけ呼吸をし続けるかで決まるのではない

どれだけ心のふるえる瞬間があるかだ

 

 

長すぎるので本の一部を抜擢させてもらいましたが、いろいろ考えさせられますね。

「どれだけ心の震える瞬間があるか…」。とても奥が深い文章だなあと感じました。

私自身もそうですが、患者さんにも心震える瞬間があるようなリハビリを提供していきたいと思います。

 

明日からは酷暑が予想されていますが、体調管理をしっかりし暑い時期を乗り切りましょう。

 

                                  PT田沼