言語聴覚士(以下ST)では、
患者さんにとって 至福の時間 を提供出来る練習が有ります。
それは、例えば 好きなお菓子 を食べて頂く練習です。
飲み込みの低下に伴う嚥下障害をお持ちの患者さんに対し、
練習の一つとして、患者さんが希望されるお菓子等をお楽しみ頂くものです。
その際は、STが患者さんの嚥下機能を評価した上で、
希望される食品が食べられるものかどうかを確認し、主治医の許可および指示の下、
ご家族にお願いし、食品をご用意頂いています。
特に療養病棟における、維持期(生活期)リハビリテーションでは、
生活の質(Quality Of Life = QOL)の向上が大切になります。
患者さん お独りでは誤嚥(飲み誤り)が心配な食べ物であっても。
STが 安全な形態、大きさ、食べ方について検討し、安全に食べて頂ける方法を提供させて頂く。
患者さんの食べたい気持ち、に応えるお手伝いをする。
患者さんの笑顔をいつも以上に沢山見ることが出来る、素敵な時間です。
(※嚥下機能、疾患、既往歴によっては実施困難な場合も有ります)
記事担当:ST吉田