題名にも記載されているこの言葉は、以前、ある先輩から言われたのですが、
リハビリの中にも応用出来ないかとずっと考えていました。
これは、手芸用のボールなのですが、
使い方次第で色々なリハビリが提供できるのではと思いました。
例えば、紙コップの中にボールを隠します。シャッフルしたらボールはどこにあるでしょうか?
これは「見て覚える」という記憶力や集中力をつける練習になります。
一方で、色を指定された紙コップの中にボールを入れる練習は、
「物の距離感を掴む」視空間認識や「間違えないように正しく入れる」という注意力や
抑制力をつけるための練習になります。
慣れてきたら文字の色を変えてみたり、ボールを入れる順番を指定したりしていきます。
患者さん一人一人にあったメニューをこれからも考え、リハビリに活かしていきたいと思います。
ST 髙栁