人工股関節置換術後のリハビリ結果の第3弾です。
2020年度にTHA(人工股関節全置換術)後、当院に入院されたリハビリの結果です。対象は前回同様53例です。
階段昇降が最も完全自立しにくいADLですが、7割が手すりを掴めば昇降できています。
手すりなしでもできる方22%を足すと、9割を超える方が階段昇降を移動手段として使えるようになって退院されています。
手術を終えたばかりの変形性股関節症の方、この結果は多いと見るでしょうか、少ないとみるでしょうか。しかし、早期のリハビリ開始は重要な意味を持ちます。
最後に浴槽への出入りです。
当院退院時には、6割弱の方が手すりを使って浴槽に入られており、
手すり不要の患者さんと合わせ、退院時には98%の方が一人で浴槽内に入ることができるようになっています。
THA後の日常生活活動はほとんど自立されているということがおわかりいただけたと思います。
プールも体育館も今年度は以前と同じ「二人体制」になりましたので、積極的にご活用いただきたいと思います。
記事担当:部長さかもと