片麻痺の立ち上がり練習 効果的な方法 (海外の研究です)
脳卒中の片麻痺患者50名を対照群と実験群に割り振りしました。
対照群は左右対称の足の位置で立ち上がり練習を行い、
実験群の患者は麻痺側の足を後方に配置した修正立ち上がり練習を行いました。
こんな感じに麻痺足を後ろに
両群ともに,30分間の練習を週5回,4週間にわたって行いました。
4週間の練習後には、
2つのグループで立位バランスと立ち上がりに有意な改善が見られました。
立ち上がりにかかる時間は、足を引いた方が高く、体重負荷の非対称性も足を引いた方が大きく改善しました。
静止立位の重心動揺距離も、足を引いた方が大きく改善、
動的バランス指標でも(BBS)、足を引いて立ち上がり練習を行った方が大きく改善していました。
結論、
麻痺側の足を後に引く修正立ち上がり練習は、片麻痺の脳卒中患者のバランス機能を改善した。
30分、4wというかなり長い期間行っていますが、普段の練習の参考にどうぞ。
引用