3万人あまりの方々を約20年間追跡した調査にもとづいて、浴槽入浴頻度と脳卒中発症リスクとの関連を調べた、国立がん研究センターの報告です。
浴槽への入浴頻度が高まるほど、脳卒中の発症リスクは26%低く、病型別にみると脳出血で46%、脳梗塞で23%の低下がみられましたが、くも膜下出血では関連はなかったとのこと。
浴槽入浴は、お湯につかることで、体温の上昇、心臓の収縮力や循環血液量の増加などを引き起こすことが報告されており、運動をするのと同じような作用で循環器疾患の発症リスク低下と関連した可能性が考えられます。
毎日浴槽に浸かるという日本人特有の活動は、脳卒中発症リスクを下げる効果も持っているようです。
記事担当:部長さかもと