群馬リハビリテーション病院(旧沢渡温泉病院)リハビリテーション部です

回復期リハ病棟156床。ロボットリハ稼働中。100名超のリハスタッフで365日リハビリ邁進中。一緒にリハビリがんばりましょう。

コロナのワクチン接種

いよいよ日本でもコロナワクチンの接種が始まりましたが、

強制ではないため当院でも接種を希望するか、しないかの

確認を終えました。

 

「ワクチン接種どうする?」と聞かれた時、

正直なところ知識がなくて、すごく迷いました。

そこで今回は、あくまで一個人の意見として

ブログにまとめてみようと思います!

厚労省HPを参照しています)

 

  • そもそもワクチンって?

病原体やそれに近いものを接種することで、

その病原体に対する免疫を作る事が出来ます。

免疫ができることで、その感染症にかかりにくくなったり、

かかっても症状が軽くなったりするようになります。

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  • どのくらいの効果?

現在あるワクチンとしてファイザー社(米)、モデルナ社(米)、

アストラゼネカ社(英)のいずれも90%以上の有効率があるそうです。

(ワクチン無し1万人のグループで100人が発症した場合、

ワクチン有り1万人のグループでは発症者を10人以下に

抑えられるということです。)

毎年接種するインフルエンザワクチンワクチンの有効率は

20~60%と報告されていることを考えると

コロナワクチンの有効率は非常に高いですね。

 

  • ワクチンの副反応?

効果があるのは分かっても、やっぱり気になるのはこれですね。

一般的にワクチン接種後は、

接種部位の腫れ・痛み、発熱、頭痛などの

副反応が起こることがあります。

インフルエンザワクチンの場合でも同じ様な事がありますよね!

コロナワクチンの場合、海外の報告によると

接種部位の痛み、頭痛、倦怠感、筋肉痛などが報告されているようです。

 

疾病対策センター(CDC)は、昨年12月末にアメリカで

ファイザー社のワクチンを接種した189万人の中の21人が

アナフィラキシーを起こしたと報告しています。

21例中、17人にはアレルギーの既往があり、さらにそのうち7人は

アナフィラキシーを過去に経験していたそうです。

絶対とは言えないものの、もともとのアレルギーが無い場合は

アナフィラキシーはそこまで心配しなくても良いのかもしれませんね。

 

また、すでにイギリス、アメリカなどでは接種が行われていますが、

ワクチン接種と明らかな因果関係のある死亡者はいないようです。

 

  • 自分の意見

今回あらためて調べることで、ワクチンの有効性は高いこと、

思ったよりも重篤な副反応のリスクが低い事を感じました。

その反面、ワクチンの効果持続期間や再接種については

接種が始まったばかりということもあり

不透明な部分があることも感じました。

接種は強制ではなく、あくまで個人の選択になりますが

調べてみて、考えてみた結果、

僕は接種してみようかと思っています。

 

今回は一個人の意見でしたが

同じように悩んだ方がいれば、

自分の身体の状態や

ワクチンの「効果」「リスク」を検討した上で

決めるのも良いかもしれませんね。

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                          記事担当:PT小竹