みなさんこんにちは!
寒い日が続きますね、体調管理にはより一層気をつけて行きましょう!
今日は患者さんが作ったブランケットのご紹介です!
とても暖かそうで素敵なブランケットです。
これを作られた患者さんは、手に感覚障害があります。そのため、触れた物の硬さや柔らかさ、冷たさや暖かさなどを感じる事が難しく、その結果、感覚を頼りに手を動かす事が難しくなっています。
ですが、元々、編み物が趣味という事で、また編み物に挑戦する事を目標にリハビリを頑張って下さっています。
そんな中!早くも素敵な作品を仕上げ、見せて下さいました!
網目も均等で柔らかく心地良い手触りで素晴らしいです!
製作期間は2週間半くらいだそうです。
両手での作業、片手は抑えや固定、片手は編み棒を走らせる、連続して力加減を一定に保つのは大変な事です。私たちは、無意識に手から得た感覚を脳に伝え、必要な力加減や動きの向きや程度を判断し筋肉に伝達します。
感覚障害があったとしても、長年、体に染み込んだ馴染みの動きは、たとえ障害という名がついたとしても、その方の歴史と共に脳や筋肉、心に刻まれていると私は思います。誰も盗むことはできません!
人間って体も心も複雑で大変な生き物だけど、神秘に満ちた可能性のある生き物なのですね。
そして、目標に挑戦している時、人間は心も体もイキイキするのです!
さて、次はどんな素敵な作品が出来上がるでしょうか★
私もワクワクしております。
※患者さんに写真掲載の了承を頂いています。
記事担当:OT下田