○はじめまして!2020年度新人理学療法士の相場です。
○今回は「運動量増加機器加算」についてのご紹介と、当該機器である
ウォークエイドを初めて使用してみた感想をお伝えいたします。
○まず、運動量増加機器加算とは
「脳卒中または脊髄障害の急性発症に伴う上肢または下肢の運動機能障害に
対して、運動量増加機器を使用した場合に月に1回限り算定できる。
ただし、発症日から2月を限度とする。」
とされています。
詳細につきましては、PT-OT-STnetをご参照いただければと思います。
https://www.pt-ot-st.net/contents4/medical-treatment-reiwa-2/1499
○つまり、「発症日から2月以内」の脳血管疾患の患者さんに運動量増加機器を
積極的に使用することが推奨されたというわけです。
このように、先進機器の使用で算定が可能になったということは、
ロボットリハビリテーションの効果が有用であると認められた証拠?とも考えられます!!
○下図に、運動量増加機器に該当する機器をご紹介いたします。
○そして、当院でもこの取り組みをはじめており、当院の機器では、
ウォークエイドとReoGo-Jの2つの機器が運動量増加機器に該当しております。
また、当院ではこの2つの機器に加え、ロボットスーツHALや、歩行アシストなど、様々なロボットリハビリテーションに力を注いでおります。
国内の脳卒中ガイドライン(2015)において、上肢機能障害・歩行障害に対して、ロボットを用いたリハビリテーションが推奨されています(グレードB)。
私もロボットリハビリテーションの知識を深め、
患者さんの機能回復の一助になるように適切に使用していきたいです。
また、ロボットリハビリテーションの更なる発展に向けて
有効性について広めていけるように精進していきたいと思います!
○そして、運動量増加機器の1つとされたウォークエイドですが
私の担当させていただく患者さんに使用する機会がありました。
私自身、ウォークエイドの使用は初めてであったため、先輩に
使い方をご指導いただき、実際に患者さんへ使用させていただきました。
ウォークエイドの詳細な効果や使い方等については、今回は割愛させていただきますが、操作としては、「2つの電極を所定の部位に貼付し、コードを繋ぐ」というシンプルなものです。しかし、適切な位置に電極を貼らなければ効果は得られず、電気を流しながら位置を探していくことは想像以上に難しい印象を受けました。
数mm動かすだけで足関節の動きが大きく変わり、使用当初は目的とする動きを引き出すことに苦戦していました。
回数を重ねるごとに、貼付する位置をスムースに見つけることができるようになってきましたが、まだまだ未熟さを痛感いたします。
しかし、目的とした筋肉を動かすことができたり、関節の柔軟性を引き出すことができたりと、効果は充分に実感することができました!
○今回の経験から、患者さんに対して、機器が有効であるかどうか、また機器を適切に使用できるための技術をより、深めていきたいと感じることができました。
今後とも、よりよい理学療法を提供できるよう、日々研鑽していきます!
PT 相場