2020年8月19~22日、京都で行われた
第57回日本リハビリテーション医学会学術集会にて
当院から2名のセラピストが発表してきました。
「片麻痺患者に対し、ウォークエイドを立脚期に使用した場合、遊脚期と同等な効果が得られるか」 根岸徳太郎PT
「脳卒中患者におけるCONUT scoreと食事摂取量・摂取カロリー・FIMの関係」
千田大貴PT
詳しい内容を知りたい方はコメントにてお願いします!
2名の感想です!
根岸PT
ポスター発表では、感染対策により口頭発表はなく、質問表形式でありました。今回、演題が4800程度に対して、現地参加は880名ほどに留まりましたが、オンライン視聴は延べ44000程度の利用があり、新たな学会のあり方が示されたように感じました。実際にオンラインで講演視聴した中でのメリットとしては、今までは会場に足を運び、講演ごとに移動することで時間と労力が必要であったのに対し、オンラインでは会場以外でも自由に講演が視聴できることでき、本来時間的に見られない講演まで手軽に視聴できました。また動画をすぐに切り替えてより多くの講演にアクセスできる事がとても効率が良かったと感じました。総合的には、今回はしっかりとした感染対策の中でしたが、新たな学会のあり方として今回の様な開催方法も徐々にメジャーになっていくのかとも感じた3日間でした。
千田PT
今回の学会は、スマートフォンやタブレットのアプリまたはパソコンによるWebでの視聴登録を行い、動画アプリ「Zoom」にて該当日時にリアルタイムでの視聴を行えるといったもので、新鮮みを感じました。感染防止策として非常に有用であり、場所を選ばず視聴できることも利点であるとも感じました。また、例えば同時刻に聴講したいセッションが重なっていたとしても、アプリを通してセッションの行き来が行えたり、1つを会場内で聴講しながら手元では別のセッションの動画を視聴したりするなど、ある意味での贅沢な聴講も可能であったため有意義でした。さらに、質問等をアプリおよび動画サイト内で受け付ける方法であったため、例年よりも多くの先生方からご質問を頂ける点も良かったと思います。
今回の学会では以下の様な感染対策が取られたようです。(一部抜粋)
・ハイブリット開催
(事前登録することで動画アプリ「Zoom」にて該当日時にリアルタイムでの視聴を行える)
・参加者の行動ログの記録
・ポスターセッションでの発表中止(掲示のみ)
・学術集会アプリ上での混雑状況配信による、講演会場内混雑の回避
・学術集会アプリ上での質問投稿機能の導入による、講演会場での質疑応答マイクの廃止
・シンポジウム討論時、講演者間アクリルパネル設置による飛沫感染防止
・厚生労働省新型コロナウイルス接触確認アプリ(COCOA)、京都市新型コロナあんしん追跡サービスの導入(参加者への登録義務付)による、感染者発生時の追跡対策
・懇親会、交流会等の中止
いまや、多くの場面で感染対策をする事がスタンダードになってきました。
上記の学会のように、
今までとは違う、新しい様式になることは
慣れるまでは大変かもしれませんが
便利になることもありそうですね!
発表者のお二人、お疲れ様でした!
記事担当:PT小竹