リハビリ室の片隅に、いつでも立っているこの鏡。
姿勢鏡という。
私が入職した時も、今も変わらず立ち続けるリハビリ室の大先輩である。
おそらく備品として納品された日付であろう。
昭和48年は1973年である。御年47歳。
立派な大先輩である。
少々当院の理学療法室の変還を振り返ってみた。
初めて当院に作業療法士が就任したのが昭和49年、
理学療法士は昭和57年のことであった。
鏡が納品された昭和48年、この当時、理学療法士は全国に1500人程しかいなかった。
今現在、180000人を超えるまでに至り、リハビリテーション、さらには理学療法士の知名度は随分と高まっている。
平成6年には300床、理学療法士が5人となり、理学療法士1人対60床の割合であったのが、現在、196床、理学療法士60人となり、割合は1人:3床ほどとなった。すなわち、当時より密なリハビリが提供できる体制に大きく飛躍してきたわけだ。
こうして歴史を振り返ってみると、何とも感慨深いものがある。
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拝啓
リハビリ室の姿勢鏡殿
私達が毎日、患者さんと向き合う姿があなたにはどう写っていますでしょうか。
随分と大所帯になりました。
活気があり、笑い声が聞こえる明るいリハビリ室を、あなたは今日も微笑ましく見守ってくれていることでしょう。
これからも、さらに一層、患者さんの笑顔が絶えないリハビリをできるよう一同精進してまいります。
敬具
記事担当:やまざき