群馬リハビリテーション病院 リハビリテーション部です

回復期リハ病棟156床。通常のリハビリに加え、早朝リハビリも施行。さらにHAL、歩行アシスト、足首アシスト、IVES、REOGO-J、Walkaideなどを中心とするロボットリハも駆使し、多くのリハスタッフで患者さんを担当させていただいております。

堅い話だけど、大事な「目標」

 リハビリでも目標設定は大切とされます。リハ総合実施計画書などでも目標が設定されるようになりました。

 

 目標設定とは、達成までのロードマップです。やる気の源とも言われます。

 まず重要なことは「目指すこと」です。

 目指した場所に到達できないこともありますが、そもそも目指さなければたどり着く可能性は全くありません。計画してこそ、その先に達成があるのです。

    

 例えば、コンビニエンスストアに行こうとして出かけることがあると思います。

 しかし、とりあえず外に出かけたとしてもコンビニに着くことはありませんし、店に入ることもないでしょう。これは、コンビニに行くことを目標にしていないからです。

 

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 正しい目標設定はリハビリを効率的に行うことに繋がります。ゴールが明確になり、行動しやすくなるためです。人ははっきりした行動指針があれば動きやすくなります。

 明確な目標がないと、自分の行動が何に向かっているのかがわからなくなり、パフォーマンスを十分に発揮することができません。また実際に目標まであとどれくらいの努力が必要なのかもわからなくなり、やる気を保つことができません。

 従って、正しい目標設定ができるだけで、努力がしやすくなり、そしてその努力も成果に繋がりやすくなります。

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 明確で具体性を持った目標は、曖昧な目標よりも高いモチベーションを持てるそうで、何の為にする必要があるか、その活動が何の意味を持っているか、を明確にした場合と、何も知らされずに動作を遂行した場合とでは、明らかに意味を明確にした場合の方が人は高いモチベーションを持つことが出来るそうです。また、「精一杯努力して」「頑張って」「出来るだけ多く」というあいまいな目標よりも、具体的に「1日100回実施」などの目標を設定してはじめて、個人の意欲と行動が喚起されるそうだ。

 

 高い目標を持つことが大事だと言う人がいます。一見、最初に大きな理想を掲げ、取り組むことは良いことのように見えますが、残念ながら一時的にしか効果を発揮できない場合が多いようです。

 高すぎる目標は現実的ではなく、努力が続かない可能性も高くなります。

 一方で低すぎる目標も意味がありません。自分ができることを目標にしていては成長の余地がなく、やる気も出ません。

 

 目標設定は、少し背伸びをするくらいが良いでしょう。

 自分が行動で“やれそうだ”というイメージが持てると、モチベーション高く取り組むことができます。

 こうやって少しずつ目標達成を積み重ねることで、その先の中目標・大目標の達成が見えてきます。小さな成功体験や実績を重ねることが重要です。

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 理想を現実にするためには、自分がより成長していることを実感することが必要です。自分から主体的に目標を立てて、達成をしていくことが一番の近道だそうですので、まずは周りには左右されずに自分自身の目標をたてましょう。

 そして必ずポジティブな目標を設定し、達成に向けて進みます。自身で目標を決めたら、是非セラピストにも教えてください。これを共有することによって、同じモノが目指せます。

 

                            記事:さかもと