群馬リハビリテーション病院(旧沢渡温泉病院)リハビリテーション部です

回復期リハ病棟156床。HAL、歩行アシスト、足首アシスト、IVES、REOGO-J、Walkaideなど、ロボットリハも稼働中。100名超のリハスタッフで365日途切れなく活動中。年200回を目標にブログ更新しています。

片麻痺だとしても・・・気持ちよく歩くには麻痺のない側の脚こそ重要

はじめまして。

 この春から本ブログを更新する役の仲間入りをいたしました理学療法士の“やまざき”です。

 まずはちょっとした自己紹介から・・・

 私は趣味として、2006年からブログを綴っています。

 もう14年目になります。

 

“熱し安く冷めにくい”

“やらない後悔よりやって後悔”

 

 好奇心と長続きが両立する男です。

 どうぞ、よろしくお願い致します。

 

 さて、私の出番、初回です。

 

 気合いの超大作をどうぞ。

 

 

 脳卒中により、片方の手足の自由が奪われた片麻痺という状態の患者さん

PTとして、至極当然に歩けるようになる可能性を模索する

 

決まって壁として立ちはだかるのは

麻痺した脚の言うことの効かなさ

体重を受けるに不十分な力

感覚の悪さ

 

などなど、麻痺した側に多くの問題を見つけることができる

 

そりゃそうなんです

麻痺したから歩けなくなった・・・

 

 

当然のことです

 だから、我々PTは、麻痺を少しでも良くすること、しっかり体重を受けられるようにすることを目指すわけです。

 ところが、決して願ったようにはうまくはいかず・・・

 

 そんな時、柔軟な発想で視点を変えられるかが腕の見せ所です。

 脳卒中の歩行リハビリにおいては、麻痺側の機能を高めることはもちろんですが、麻痺していない側、すなわち非麻痺側の機能も重要だと言われています。

 非麻痺側の筋力を鍛え、歩行中の様子にも着目してみます。

 すると、本来、問題のないはずの非麻痺側の脚の動きがどうも普通じゃないことに気づきます。

 そう、麻痺がないから正常とは言えない場面に出くわすことは少なくないのです。

 

 さて、そんな時にどうするか?

 私には1つ武器があります。

 効率良く、効果的なリハビリを展開するには、必殺技や強力な武器が必要なんです。

 

 私の武器はこれ

 安川電機製足首アシスト装置

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 通常、麻痺した側の足に装着します。患者さんによっては、それまで経験したことのない、歩きやすさで歩行することができます。

 私にとって武器といえる、何度も「これはいい!」と思える場面を経験してきました。

 その足首アシスト装置を、さらに使い方を発展させた試みが、

非麻痺側への装着です。

 先に述べたように、麻痺してなくても、リハビリが進む中で、つじつまを合わせるかのように望ましくない運動を身につけてしまった結果、歩きやすさの妨げになっているような場合に、この装置によって、修正しようというものです。

 

 非麻痺側に装着したのに、麻痺側の振り出しが良くなったり、リズム良く、滑らかに歩けたりと、改めて非麻痺側の重要性を実感するのもこの時です。

 

そういうことです。

 

 脳卒中で麻痺があっても、決して麻痺側だけでなく麻痺していない側もしっかり鍛えて、上手に使えて歩けるような視点を持つのは患者さん自身も、セラピストも重要なことだと考えています。

 

                        記事担当:主任やまざき