体幹とは胴体部分のことです。
なぜ体幹を鍛えることが注目されているかといえば、身体の中心部が強化されることによって体勢が安定し、全ての運動で強いパワーや高いパフォーマンスを生むことができるからです。
腕の筋力や、脚の筋力だけ使っているような動作でも、実際にはそれらを支える体幹部分も使います。従って、全ての運動のパフォーマンス向上には、体幹を鍛えることを避けて通れません。
以前、脳卒中患者さんが入院時に端座位が自立していると、ほとんどの方が歩行自立に至るという話をしましたが、それだけ体幹が強いと、歩行自立に至る可能性も高くなると言えるでしょう。
また、体幹を鍛えれば、姿勢が良くなりウエストが細くなる可能性も期待できます。
これは体幹を鍛える動作の一例です。セラピスト(PT・OT)はできる事できない事を考えながら、工夫してこのような動作をリハビリの中に取り入れています。
この運動は何の目的で行っていますか?と説明がない場合には是非お聞きください。
記事担当:部長さかもと