院内には写真の通り医学書やリハビリ関連の書籍、雑誌等が置いてある、
ちょっとした図書館のようなものがあります。
時間があるときに職員が発表の為の調べ物をしたり、患者様のリハビリのプログラム等を考える時に使っています。
結構色んな書籍があります!
こういった月刊誌や、新しく出た書籍など、定期的に更新されています。学生さんも許可があれば使えるようになっています。
たとえば…
私が最近見たものは褥瘡関連のジャーナルです。
一般的に言うと「床ずれ」ともいいますね!
”褥瘡”は、
「身体に加わった外力は骨と皮膚表層の間の軟部組織の血流を低下、あるいは停止させる。この状況が一定時間継続されると組織は不可逆的な阻血状態に陥り、褥瘡となる。」
と日本褥瘡学会で定義しています。
要はずっと圧迫されてると血の巡りが悪くなって、皮膚がむけたり赤くなったりしちゃう物です。ひどいときは骨までみえるくらいのときも!
皆さんはずっと座っててお尻が痛くなったり、ちょっと赤くなったりしたことがありませんか?あれがとてもひどくなった物です。
今まではリンパ障害や皮膚近くの血流障害等が一般的でしたが、最近では骨表面などの毛細血管も閉塞されるため、より褥瘡が進んでしまうのでは、という考えが広く認知されるようになりました。
予防するためには、骨の出っ張り部分には圧力やずれ込みを防ぐこと、関節などの状態に合わせたポジションをとること、皮膚を綺麗に保つこと、しっかり栄養をとること、定期的に体を動かしてあげること(一般的には2時間ごと)
でやって行くといいそうです。
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こうやって日々進歩する医学情報をアップデートしてるわけですね~(^_^)
これからも患者さんのために、勉強は欠かさず頑張りたいです!
記事担当:PTくまだ