集団屋外歩行訓練
医療においては屋外リハビリがかなり限定されており、個別リハビリでは敷地内の屋外歩行に制限を受けています。
最近は少し緩和されましたが、患者さんの自宅周辺の買い物や通勤経路等に限定され、そこまでの移動はリハビリには含まれません。
しかし、十分な活動量が確保されないと主婦業として復帰したり、復職に向け活動を続けたりすることが難しくなるのが現状です。
当院では伝統的に屋外歩行訓練が施行されてきた経緯があり、健康運動指導士による集団リハビリとして春秋を中心に屋外歩行訓練を実施しています。
生活機能を維持のために、一日最低4000歩を歩くべきとされていますが、病院内や敷地の屋外歩行だけでは、この目標を達成させることは難しいでしょう。
従って個別リハビリ時間に加え、自己訓練としての歩行訓練、及び医療体育における屋外歩行訓練などによって活動性のさらなる向上が必要です。
記事担当:部長さかもと