群馬リハビリテーション病院リハビリテーション部です

回復期リハ病棟156床。伝統的なリハビリに加え、早朝リハビリも施行。さらにHAL、歩行アシスト、足首アシスト、IVES、REOGO-J、Walkaideなどを中心とするロボットリハも駆使して、患者さんが良くなるために奮闘中。

背骨を意識

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 骨だけですが、座っているときの姿勢はだいたい上の二つ。

 

 背骨がC字カーブとS字カーブのものですが、どちらが保つべき姿勢なのか、賢明なみなさんであれば、すぐにおわかりいただけると思います。

 

 正解は、右ですね。

 

 左のC字カーブの状態では、骨盤が後ろに傾き、背骨の緊張がとれて、屈曲弛緩現象が起き、背骨の裏側の筋肉はほとんど使わない状態で座っています。

 

 これが長時間続くとどうなるでしょうか

 

 背骨が変形したり、背骨の周りの筋肉を使わずに姿勢保持できるので、筋の力が低下することになります。

 

 また、肩が前に出やすくなるので、腕を持ち上げるのに労力が必要になります。姿勢良く、肩は少し後ろに引いた位置で使うと、腕も上がりやすくなります。

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 さらに、腰が曲がった分、首も曲がりやすくなるので、図にあるように首の筋肉に負担が掛かります。

 

 このようにならないためには、一番上の絵に戻って考えます。

 脊柱がS字カーブを描くようにすると良いとお話ししました。

 そのためには、骨盤が後ろに倒れないようにして、ヘソを少し前に突き出すように座ると良さそうです(たくさん出し過ぎてはいけません)。

 

 姿勢保持が難しい方でも、ランバーサポートなどを利用する事で姿勢を保つことがが容易になります。

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 橙色の部分がランバーサポートですが、腰よりも上にも良い影響を及ぼしますので、利用した方が良いでしょう。

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 高齢女性に多い円背も、カルシウム・ビタミンD・運動に加え普段の姿勢もかなり大切だと思います。

                          記事:部長さかもと