群馬リハビリテーション病院(旧沢渡温泉病院)リハビリテーション部です

回復期リハ病棟156床。ロボットリハ稼働中。100名超のリハスタッフで365日リハビリ邁進中。一緒にリハビリがんばりましょう。

2019-06-01から1ヶ月間の記事一覧

<梅雨入り前の花植え>

当院の先輩OTが素敵な介入を行いました。ある患者さんに対しての関わりです。 この方は園芸を趣味としており、自宅で生活していた際にもペチュニアを育てていたということで、今後自宅退院した後に趣味活動を継続出来ればと考えてペチュニア、日々草、メラン…

「意思伝達装置とは?」

昨年の梅雨は暑くて雨の降る日も少なく、あっという間に梅雨明けしてしまいましたが、今年は大雨が降る日が多いですね。水不足には困らないかもしれませんが、もう少し風情のある降り方をしてほしいものです。 さて、今回は『意思伝達装置』のお話です。 『…

膝の負担

仕事場で女性にハイヒールを強いる服装規定をなくそう。 2月に始まったムーブメントのようですが、なぜハイヒールは体に悪いのでしょうか。 私たちがよく目にする、変形性膝関節症。下の絵のように、膝の内側の軟骨がすり減って、両足で立つとO型に見えるた…

急性期と回復期退院時の歩行自立割合

急性期から回復期のデータで、歩行自立度割合をグラフ化してみました。急性期病院から直接自宅に退院する患者さんは含んでいないので、実際は多くの患者さんが歩いて急性期病院を退院されていることと思います。 この回復期というのは、当院だけではなく、群…

片麻痺の筋力

比較的古い研究ですが、脳卒中片麻痺下肢(健側)と健常者の下肢筋力を比較したものです。 左側が膝を固定して計測したもので、右は膝を伸ばしながら計測した最大値です。(黒い方が片麻痺の健側、白い方が健常者) 双方共に、だいたい健常者比で7割くらい…

「リハビリテーション医学会学術集会」

先日、神戸にて第56回日本リハビリテーション医学会学術集会が開催され、当院からは3名のPTが発表をしました。 山﨑PT 「足首アシスト装置による歩行練習期間の違いは歩行能力に影響するか」 根岸PT 「歩行能力に合わせたウォークエイド・歩行アシストの使…

HONDA歩行アシストの適応

歩行アシスト症例発表会や当院での使用例などの積み重ねにより、多くの知見を得ることができました。 まだまだわからない事もありますが、この6年ほどで適応症例を導き出すことができましたので、ご紹介します。 まずは脳卒中片麻痺の方で、歩行安定性が比較…

ST室早出リハビリの紹介

梅雨入りしてから寒暖差が激しい今日この頃ですが 皆様いかがお過ごしでしょうか。 今回のブログではST室の早出リハビリ(7:30~16:30勤務) について紹介したいと思います。 写真は6月15日(土)朝食 ミキサー粥・嚥下調整食2(ミキサー食) STが早出介入…

デモしていただきました

今日はcurara®のデモをしていただきました。 装着は短時間ででき、 専用のモバイルデバイスで操作し、 モータを薄型化したり、消費電力や活動範囲を限定することで、軽量化も図れたようです。 股関節と膝関節双方をアシストすることができます。 歩行ができ…

脳卒中患者の歩行自立度を予測する

これは昨年、ぐんま脳卒中連携の会で報告したモノです。 脳卒中の歩行自立を予測するには、基本動作やADLを参考にするのが定石です。 数年前は回帰分析とかを利用して何とか予測できないかと頑張っていましたが、患者さんの病態や、生活、体力がバラバラで、…

理学療法士の使い方

生活の中で歩くには、動くことと考えることの課題を一緒に行う能力(二重課題の遂行)が必要です。 脳卒中慢性期患者に対して行った研究があります。 脳卒中患者に対して(脳卒中発症からの期間平均75ヶ月)、二重課題と単独課題、また上肢訓練(コントロール)に…

今日日一年が短い

あっという間に今年も半年が過ぎようとしていますが、皆さんはどのようにお過ごしでしょうか?。 歳を取るごとに1年が早く感じる人は多いのではないでしょうか?これにはジャネーの法則というのがあるようです。 調べてみると、少しややこしいのですが、簡…

血圧を下げよう

血圧が高い状態を高血圧と呼びます。 これは、交感神経が過敏になるとおきやすくなり、この原因としては、加齢、肥満、塩分摂取が多い、飲酒、ストレス、睡眠不足、運動不足など、いくつかの原因が考えられます。 最近は、様々な場所で健康講座などが開催さ…

初期消火訓練

雨です。 従って屋内の開催です。 まずは事務長のあいさつ。 早速、水消火器で消火訓練です。 被写体はリハ部新人。 新人ではない人もいましたが、 初めてにしてはみなさん上手に消火器のピンを抜き、放水までできたように思います。 消火成功です。 以前は…

起き上がり

平らな床からの起き上がりは大変な作業です。 腹筋を強くすればできそう・・・ですが、事はそんなに単純なものではありません。 股関節周りを支点として首や体幹を曲げずに起き上がろうとしてみてください。まず起き上がれません。 これで起き上がりをするた…

目標設定はご一緒に

我々療法士はリハビリを行う際に、目標を立てます。しかし、目標がいつの間にか方針に変わっていることがあります。 例えば「速く歩く」というのは、「~のようにしたい」と願望も含めて方向性を示すため、「方針」です。 どのくらい速く歩ければ良いのか、…

セラピストに依存しすぎないこと

「足を大きく上げて、背筋を伸ばして」、「体を起こして」、「いいですね。」、「よくできました。」、 褒める言葉は熱意も感じるし、わかりやすくて良いですね。 しかし、ガイダンス仮説によれば、このようなフィードバックは習得開始の段階では正しい方向…

群馬県言語聴覚士会新人症例発表会

2019年5月26日(日)に群馬県言語聴覚士会の新人症例発表会があったので聴講してきました。 群馬大学医学部附属病院で行われ、9名の言語聴覚士の方が発表しました。 群馬県言語聴覚士学会には、正会員 257名、準会員 0名、賛助会員 3、の群馬県内の言語聴覚…