群馬リハビリテーション病院(旧沢渡温泉病院)リハビリテーション部です

回復期リハ病棟156床。ロボットリハ稼働中。100名超のリハスタッフで365日リハビリ邁進中。一緒にリハビリがんばりましょう。

2019-04-01から1ヶ月間の記事一覧

変形性股関節症を悪くしない

日本では120万~420万人の患者さんがいると言われる変形性股関節症。 この病気は慢性で進行性である事から、その進行を防ぐ事がとても大切とされています。 以前の京都大学の報告でも、予防には以下の3つが言われています。 ①関節可動域、筋力の低下、疼痛 …

「誤嚥の判断基準について」

4月21日に東京で行われた『呼吸器ケア・リハをする人のための基礎技術~聴診・打診・触診を中心に~』というセミナーに参加してきました。 胸や喉に聴診器を当てて音を聞き、痰がある場所によって効率的な痰の出し方が違うことや、喉の音から嚥下障害があ…

群馬県作業療法士会 新人症例発表会2019

4月21日、高崎市総合福祉センターで群馬県作業療法士会の新人症例発表が行われました。今回当院から5名、新人が参加してきたためその中の1名に感想を聞きました。 発表の当日、朝からの緊張でお腹が痛いと周囲に言っていましたが、実際の発表では、自分…

転倒予防

一度に複数のことを行おうとすると、その課題を単独で行う場合とくらべ、作業や動作の質が低下してしまうことがあります。 こどもの頃はこれが原因で、ながら~はしないこととよく注意されたことでしょう。 歩行中に話しかけられると止まってしまう高齢者は6…

睡眠不足と回復

各睡眠時間で月火水・・と過ごしていくと、週末に掛けてパフォーマンスが落ちていきます。特に3時間から5時間睡眠では、3日後から反応が急激に低下します。 さらに、7時間睡眠であっても少しづつパフォーマンスが低下するというのは驚きですし、また、一週間…

「新年度新人PT紹介」

こんにちは。 新年度になり皆様どのようにお過ごしでしょうか?新しい環境で頑張っている方が多いかと思いますが、新生活には慣れてきましたか? 群リハブログ係も新しいチームで一年間頑張って行きますので、よろしくお願いします。 今回は新年度の群リハブ…

ふくらはぎをつよく

通常歩き方より+10cm歩幅を拡大して歩くと、消費エネルギーの増大や下肢に対して筋力を高める効果があるそうです。 筋肉量は加齢と共に少なくなっていき、下肢では2割減るのに60代後半とされており、90歳代では実に4割も減少するとされています(上図)…

歩行アシスト使っています

まずは歩行アシストのアシストを行わない状態で歩いていただきました。 次に歩行アシストのアシストを入れて歩いていただきました。 歩幅がすこし伸びているのですが、わかりにくいので歩行時の股関節の動きを、グラフで示します。 グラフのスケールは同じに…

【ぐんまスポーツ整形外科 開院1周年記念セミナー】

4/13にベイシアビジネスセンターで行われた、ぐんまスポーツ整形外科の開院1周年記念セミナーに参加してきました。 ぐんまスポーツ整形外科では、医院長の山本先生が月に1度、様々な専門分野で活躍されている整形外科の医師を招き、普段聞けない様な貴重な…

タブレット端末を利用したリハビリ

4月に入り少しずつ温かくなってきたと思っていたら、 沢渡では10日に雪が降りました!! 寒暖差が大きなこの季節、風邪などひかないように気をつけて下さい! ST室では以前からタブレット端末を使用した訓練を実施しています。今年は新しいipadを購入し、現…

ゆうあい荘見学から車椅子操作までしていただきました

今日も見学者が。 某大学5年生130名。 医療体育の説明に合わせ、車椅子体験をしていただきました。 生まれて初めて車椅子に乗る学生さんも多く、キャスター上げをするために重心を後方に移動しようとして、かなりズッコけるように座る方が多かったのが印…

脳卒中リハにはvitamin D

ビタミンDに注目が集まっているようで、 ビタミンDは、脳の可塑性を高めるとして注目されています。 可塑性とは、「発達段階の神経系が環境に応じて最適の処理システムを作り上げるために、よく使われるニューロンの回路の処理効率を高め、使われない回路の…

単純に歩幅を伸ばすと歩けない

下の絵は歩いているところを切り取ったものです。 歩行に関する指標で、時々歩幅が伸びたとか、歩行速度が上がったとかいっていることがあると思います。 ではなぜ、歩幅が伸びることがいいことなのでしょうか。 写真と同じように立ってみてください。 脚ど…

見学者

今日は、群馬県内の理学療法士養成校から見学。 昨日?入学したばかりの新入生50名弱が見学に見えました。 今日は医師会から理事がお見えになり、月に一度の会議が開催されたことから、会議室ではなく、体育館で講義を聴いていただきました。 部長の退屈な…

姿勢制御

姿勢制御には、反応的姿勢制御と予測的姿勢制御があります。 反応的姿勢制御は、外乱(ぶつかられた時など)に対して姿勢を保つ姿勢調節をいいます。 例えば、歩行時に予想しないつまずきや滑りがあっても、バランスを立て直し安定した姿勢へと修正すること…

2019年度ST室

長い冬が終わり、ようやく春がやってきました。と思いましたが、沢渡には簡単に春はやってきてくれません。4月2日には雪が舞っていました。 外の寒さは続きますが、病院では4月から新入職員の方が入り明るく活気で溢れています。 言語聴覚室にも無事に国家試…

リフターとは

全介助の患者さんであっても、ベッドから車椅子、車椅子からベッドからも移乗する必要があります。 こんな時に、力任せに移乗介助を行っていたのでは。腰を悪くするのには時間の問題であると言えるでしょう。 こんな時は、リフターを使います。 まずは、座位…

「スタンフォード式疲れない体」

こんにちは!! 理学療法士の大前です。 最近読んだ本を紹介させて頂きます。 山田知生先生が書かれた「スタンフォード式疲れない体」です。 日本人は、よく労働時間が長く睡眠時間が短いと言われていますよね。 日々疲れを感じながら過ごしている人は多いの…

『言語聴覚の日をご存じですか?』

こんにちは。 皆さんは『言語聴覚の日』というのをご存じですか? もしかしたら、ブログでも紹介していると思いますが、改めて紹介させてください。 『言語聴覚の日』とは、日本言語聴覚士協会が、言語聴覚障害や摂食・嚥下障害ならびに言語聴覚士について広…

マイオモーション

こんにちは!! 理学療法士の大前です。 今回は、3月17日に行われた酒井医療株式会社の3次元動作解析装置マイオモーションの体験をさせて頂いたので報告します。今回高崎健康福祉大学の冨田先生のご協力があり実現することができました。また、冨田先生の恩…