群馬リハビリテーション病院(旧沢渡温泉病院)リハビリテーション部です

回復期リハ病棟156床。ロボットリハ稼働中。100名超のリハスタッフで365日リハビリ邁進中。一緒にリハビリがんばりましょう。

2017-07-01から1ヶ月間の記事一覧

”ムセる”ということ

最近食事の時にむせるようになった・風邪をひいたわけではないのに痰がからむといったことはありませんか?もしかしたら飲み込みの機能が低下したサインかもしれません。 《ムセとは…》 唾液や水分・食事は口から食道・胃へと入ります。(写真1)しかし、加…

やる気

やる気がでないときありますよね こんなときは下の項目を試してみてください。 1.目を疲れさせない 肩こり・頭痛・眼精疲労・眼の乾き・充血、どれもやる気が出にくくなります。目を休ませてから活動します。 2.睡眠 上にもつながりますが30分以内の軽…

睡眠時間-続報

以前に寝る時間は長くても短くても脳卒中になりやすいという話しをさせていただきましたが、 最近アメリカの報告では、 過去に脳卒中を経験された方の睡眠時間が6時間未満だと、 死亡率が2.39倍になるとの報告がありました。 脳卒中をされた方だからこ…

大腿義足

回復期リハビリの対象疾患には、 義足装着訓練が必要な状態という項目があります。 切断の部位で大腿義足、下腿義足と分類されますが、 最近も、こんな義足による歩行再建を経験しました。 C-Legはマイクロプロセッサーが、歩行のどのタイミングなのか、進ん…

中殿筋が弱いと歩くとき体が傾きます

中殿筋という股関節を外に開く筋肉が弱い場合、 歩行時など片脚で立つ際に、悪い方と逆の臀部が落ちる aのような姿勢になってしまう場合と bのように悪い方に体が傾く姿勢をとる場合があります。 それぞれ、力学的な意味は少し違いますが、 どちらも中殿筋…

歩行安定性や速さを上げるには体幹機能が必要

普段、患者さんには頑張ってリハビリしていただいていますが、 セラピストに誘導されて行うだけでなく、 自分で動ける範囲を広げることも大切です。 椅子に座ったままで、背筋を伸ばし、骨盤を倒すようにして体を前に倒す練習や 仰向けでヘソをのぞき込むよ…

『当院の理学療法士☆』

みなさん、こんにちは~(*^_^*) 7月2日で、当院は開設から55年が経ちました。 リハビリのスタッフ数も増え、毎日、リハビリが提供出来る体制です。 今日は、9月にドイツへ1週間研修に行く、理学療法士の千田君を紹介します☆ 良い笑顔です~とても熱心で患者…

蛋白だけ摂ればいいの?

筋肉を造るにはタンパク質が必要です。であるなら、タンパク質だけ沢山摂れば、必要な筋力をつけるのに有効な感じがします。 筋肉にはグリコーゲンというエネルギーの貯蔵庫がありますが、 この貯蔵庫は蛋白と糖質(炭水化物)を一緒に摂らないと増えにくく…

医療体育

病院では珍しい体育館、プールを活用したリハビリを行っています。 本当に病院ですか?と言われそうですが、保険医療機関です。 これだけ多くのことにチャレンジできる病院は近くにはないという自負があります。 ご活用ください。

病院機関誌(院内報)あります

昨年より、病院機関誌(季刊)を1000部発行し、各医療機関などに配布しています。 最近はどこの医療機関も作っているようですので、珍しくなくなりましたが、毎回リハビリ関連職が関わって、作っているのは他に類をみないかもしれません。 病院のホーム…

HONDA歩行アシスト稼働中です

歩行アシストに関する知見も出てきました。 これですが、 例えば、脳卒中患者さんの歩行時、悪い方の脚が後にあるとき、 前への体重移動に時間が掛かる方がいらっしゃいます。 (色のついている方が麻痺側) → 速い時間なので、実感することは難しいかもしれ…

DOAC(NOAC)は自己判断で止めないで

NOAC(DOAC)を中止すると血栓塞栓症は増えるか 方法: 非弁膜症性心房細動。平均74歳。 ダビガトランまたはリバーロキサバン内服例 中断または中止例と.継続例で比較 結果: 血栓塞栓症イベント: 継続群1.0/100人年 vs. 中断中止群21.6/100人年;p<0.…

研修会に参加しました

クローズドな研修会なので、会の名前等は明かせませんが、 REOGOを含む、使用経験などの講演を聴いてきました。 座長の先生も挨拶の中で、”リハビリ病院にはロボットが2ー3台あって当然の世の中が来る”と言われており、リハビリにおけるロボットのイノベー…

夏本番で脱水を防ぐために

高齢者の脱水 ① 高齢者は脱水が起きやすい生理機能と脱水をもたらす多くの要因を持っているので、脱水になりやすい ② 生理機能が低下しているので、脱水がきっかけで意識障害をきたしたり、基礎疾患の悪化を起こすことがある ③ 自覚症状が乏しく、初期に発見…

【7月のイベント!!②】

先日は七夕の話をしましたが、 7月7日には、病院、ゆうあい荘職員の納涼祭が開催されました!! 当院では開設記念日(7/2)に合わせて 夏に納涼祭を行っています!(^^)! 全職種での参加の為、 人数がとても多いです!! 多くの職員が一度に集まれる為、 食…

【7月のイベント!!①】

こんにちは!! 7月に入り連日のように暑い日が続いてますが、 みなさんは、夏バテ平気ですかー??(;´∀`) ところで… 7月のイベントといえば、なんでしょう??… そう!!!! 7月7日の七夕ですね(*^-^*) みなさんは願い事をしましたか? 当院でも七夕のイ…

飲み込みやすくする

毎日暑い日が続きますが、いかがお過ごしでしょうか。 こまめに水分を補給し、熱中症に気をつけて下さいね。 今回はトロミ剤についてお話ししたいと思います。 トロミ剤とは飲み込む機能が低下した方が、安全に飲み込むために使用するものです。 トロミを付…

口の中はキレイに

健康な血管であれば、血液をスムースに通すことができますが、動脈硬化が進むと、血管にプラークが溜まりだし、通り道が狭くなってきます。 これが、脳梗塞や心筋梗塞の原因と言われますが、今回はこれだけにとどまりません。 彼?はミュータンス菌(虫歯菌…

歩きを科学する意味

実際に歩いているんだから、歩き方なんてわからないはずはないでしょうと言われそうですが、ブランコをこぐ動作を考えるとわかりやすいと思います。 小さいころは、親に押してもらっていたブランコも、成長するにつれ、立ちこぎで遊べるようになります。 し…

退院前訪問に行ってきました

先日、退院を控えた患者さんのご自宅に、退院前訪問に伺いました。 「退院前訪問」とは 退院される予定の患者さんのご自宅に、担当の理学療法士や作業療法士、必要に応じて看護師が訪問させていただき、家屋内外の段差や動線の把握、手すりの設置・段差解消…

歩行再建に向け、積極的に取り組んでいきます

歩行リハビリテーションを業とする我々にとって知っておくべき成書が発行されました。 歩行再建―歩行の理解とトレーニング 【著者】大畑光司(京都大学大学院 医学研究科 人間健康科学系専攻) 三輪書店、内容紹介から 歩行障害のある人を目前にしたとき、理学…

【こわ~い廃用症候群】

こんにちは! 梅雨に入り気温の変化で体調を崩しやすい季節になりました。 皆さんはお元気にお過ごしでしょうか?? 私は先日、肩の不調により2週間ほど寝たきり生活を経験しました(._.)笑 活動は基本的にトイレとお風呂の時のみで、その他はずっと寝たきり…

7月17日は「○○の日」!

突然ですが、7月17日は何の日かご存知でしょうか。 7月17日は、「理学療法の日」です。1966年(昭和41年)7月17日に、110名の理学療法士によって日本理学療法士協会が結成されました。 この日にちなみ、7月17日が「理学療法の日」とさ…

廃用症候群とはすごい名称ですが・・・

時々、問い合わせをいただきますが、 1.風邪ひいて入院したら、退院しても自宅で動けなくなった 2.お腹の手術をしてうちに帰ったら、起き上がるのが難しく、一人でトイレに行けなくなった 3.アブレーションやステント治療後、治療は成功しているのに歩けなく…