はじめまして、こんにちは!
今年度、群馬リハビリテーション病院に入職いたしました、新人理学療法士のコクボです。
よろしくお願いします!
入職して約3か月が経ち季節も夏へと変わってきました。最近は暑い日が続いていますが、そんな中気になる事といえば「紫外線」。
今回は紫外線と運動の関係についてお話したいと思います。
近年、地球温暖化が進み年々気温が高くなっていますが、オゾン層の破壊により地上に降り注ぐ紫外線の量も増加しています。
紫外線は適度な時間であれば丈夫な骨の生成や免疫力アップに役立つビタミンDが生成されますが、長時間浴びてしまうと皮膚の細胞内に大量の「活性酸素」が発生します。
この活性酸素は常に体内に一定数は存在していますが、増えすぎないように抗酸化力が働いています。抗酸化力と活性酸素のバランスが崩れてしまうとシミやシワ、日焼け、皮膚がんなどの光老化やアルツハイマー病、パーキンソン病、がんなどの病気の原因となってしまいます。
そんな活性酸素の発生を抑える方法はないのでしょうか?
①適度な運動をして、元々備わっている抗酸化力を強くする
過度な運動は活性酸素を増加させてしまいますが、適度な運動の習慣をつけることで元々の抗酸化力が強くなり、結果的に活性酸素を抑えることができるといわれています。
みなさんも運動習慣を作って自分の抗酸化力を高めましょう!
②抗酸化食品を摂る
抗酸化食品を摂ることで抗酸化力を補います。
抗酸化作用を豊富に含む食材は下図の通りです。ぜひ積極的に取り入れてみてください!
③睡眠不足・ストレスを解消して抗酸化力を低下させない
活性酸素を増加させる原因は紫外線だけでなく、睡眠不足やストレスも関係しています。
自分なりの解消方法を見つけて溜めこまないようにしたいです。
④活性酸素を発生させる紫外線を遠ざける
運動習慣をつけると良いと前述しましたが、外に出ると紫外線が気になりますよね…。
紫外線対策(日焼け止めを塗る、アームカバーをする、帽子をかぶるなど)をして運動を行いましょう!
このように、紫外線は身体に良い部分もありますが、長時間浴びてしまうと身体に悪い方向へと影響してしまいます。紫外線が強くなってくるこれからの時期は、短時間でも悪影響を及ぼしてしまいます。しっかり紫外線対策をした上で、運動を行いましょう。
患者さんと関わる中でも運動習慣を付けてもらえるような関りを意識してリハビリを提供していきたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
【参考・引用文献】
https://www.nikkei.com/nstyle-article/DGXKZO61336470Z00C20A7W10600/
https://www.seirei.or.jp/hoken/dietician-column/20180730/
記事担当:PTコクボ