群馬リハビリテーション病院(旧沢渡温泉病院)リハビリテーション部です

回復期リハ病棟156床。ロボットリハ稼働中。100名超のリハスタッフで365日リハビリ邁進中。一緒にリハビリがんばりましょう。

「沢渡花火大会」

夏の風物詩といえば色々あると思いますが、花火を思い浮かべる方もいますよね?

そこで今回は花火大会の作品を作成しました。

 

花火大会の中でも皆さん一度は行ってみたいであろう

あこがれの海上花火をイメージして作品を作りました。

 

作成を手伝ってくれた患者さんの中には「昔見た横浜の花火大会を思い出すわ」

とおっしゃってくださる方もいました。想いは人それぞれですね。

 

今年も新型コロナウイルスの影響で多くの花火大会が中止になっていると思います。

今は感染対策を徹底し、新型コロナウイルスが終息したら

また花火大会に行きたいですね。

 

f:id:sawatarispa:20210831094847p:plain

                              記事担当:OT粕川

 

ST(言語聴覚士)について

 今回は、STの職場等について紹介させて頂きます。

 

 まず、STの主な職場については医療71.7% 老健・特養14.7% 福祉7.3% 学校教育1.8% 養成校1.9% 研究・教育機関1.1%です。全体をみると、医療関係に勤める方が多く、教育関係では少ないようです。

 

            言語聴覚士のイラスト | かわいいフリー素材集 いらすとや 

 続いて、対象としている分野については「摂食・嚥下」14176人 「成人言語・認知」14197人 「発声発語」13980人 「小児言語・認知」4480人 「聴覚」2033人 と成人分野が小児分野に比べて多い傾向があるそうです。私は、成人分野で主にリハビリをさせて頂いておりますが、今後さまざまな分野の勉強をしていきたいと思いました。

 

f:id:sawatarispa:20210830172053p:plain

 

 次は、性別や年齢層についてです。性別では、男性4671人 女性14496人と圧倒的に女性が多いです。私の病院でも、男性4人に対して女性11人といった割合です。

 先輩方のように素敵なSTを目指してこれからも頑張っていきたいと思います。

 

                                記事担当:ST西澤

アクアサイズ

~横Pのそうだ、プールに行こう~

 

 8月も半ばを越え、燃え盛る夏の日差しもようやく和らいできた日々の中、皆様いかがお過ごしでしょうか。

 

 今夏は東京オリンピックが開催されましたが、一年遅れで開催されたにもかかわらず、選手達は素晴らしいパフォーマンスを発揮し、数々の名場面が生み出されていきました。皆様はどの種目が一番面白かったでしょうか?

 

 個人的にはフォルム的な面でいろんな人から嘘でしょ?と突っ込まれることが多いですが、学生時代は水球部だったため、リーグ敗退にはなりましたが、37年ぶりに他国に勝利した男子水球が結構感動しました。一時期ドラマ等で人気出ましたが、ドマイナーな種目なのでこの勢いで何とか知名度を上げていってもらいたいものです。

 

 閑話休題。今回は夏。ということで皆様はプールで運動した際、陸と比べてなんか全身が疲れたな?と思うような経験はありませんでしょうか?

 

              f:id:sawatarispa:20210826132625p:plain

 

 実は水中において、水の分子間の抵抗である粘性抵抗や渦抵抗が動く際に働いており、陸地と比べて常に抵抗を受けているのです。

 加えて水中では浮力が働くため(鎖骨付近までで全体の70%!)、腰や膝といった重力の影響を受けやすい部分の負担を軽減しつつ運動出来たり、水温や水圧によって基礎代謝量を上げられたりと、わりといいこと尽くしだったりします。

 

 最近では老人介護施設やデイサービスといった所にもプールを導入し、高齢者のフレイル、サルコペニア対策にも使われています。当院にもプールは導入されており、専門のスタッフの指導の下、水中運動のプログラムも行っています。当院ご利用の際は是非水中運動も検討してみてください!

 

 

                       記事担当:昔は腹筋割れてたPT横田

テレビでよく聞く「SpO2」とは?

 皆さんはコロナ禍以降、ニュース等で「SpO2○○%」や「パルスオキシメーター」といった言葉を耳にしたことはありませんか?

 もしくは、この様な機械を見たことはありませんか?

 

f:id:sawatarispa:20210825145350p:plain

 この機械は「パルスオキシメーター」と言い、皮膚を通して動脈血酸素飽和度(SpO2)と脈拍数を測定するための装置です。

 一般的にSpO2は96~99%が標準値とされ、90%以下の場合は十分な酸素を全身に送れない状態になっている可能性があります。そのため状態に応じて、酸素投与や人工呼吸器を使用します。

 

 私たちもリハビリの中で、バイタルサインの確認のため使用することがあります。

 

 新型コロナウイルスの重症度分類では、SpO2の数値と臨床状態を含め判断しています。そのためコロナ禍以降、マスメディアを通して「SpO2」や「パルスオキシメーター」等の言葉を聞くことが増えたという事です。

 

 ちなみに、パルスオキシメーターは1974年に日本で発明されたようです!その後、何年もの試行錯誤を得て、現在のサイズや機能に至ったようです。

 

                               記事担当:PT新井

 

 追伸、パルスオキシメーターは便利な機械ですが、コロナウイルス感染拡大によって品薄の状態が続いているようです。修理はできないし、新規購入はできないしということで、あるモノを大事に使っていきたいと思います。

                                   さかもと

補助栄養ってご存じですか?

気温が25度を超える日が多く続く中、皆さんいかがお過ごしでしょうか。

私は、最近夏バテがひどくなり

どうしても栄養分が不足しがちになってきました。

今日は、そんな時に私が食べたり飲んだりしているものを紹介したいと思います。

 

これは「補助栄養」というもので必要な栄養素が足りなくなったときに栄養を補給するものです

1つで200kcalあります。液体ではむせてしまう人では、ゼリータイプも用意されています。

味に関しても豊富でフルーツを用いたものやコーンポタージュ味など様々なものがあります。

f:id:sawatarispa:20210825111420p:plain  f:id:sawatarispa:20210825111432p:plain

 

私も勘違いをしてしまっていたのですが

 

補助栄養とは

食事がうまくとれない場合や不足している場合の「補助」的な役割として

用いられます。

 

ダイエット目的でこれだけを食べていれば良いというものではありませんし、これを摂取すればすぐに病気が治るということもありません。

 

色々な補助栄養を試し、臨床にも応用できるようしていきたいと思います。

 

 

                               記事担当:ST 髙栁

 

 

G-WALK

 県の取り組みです。

 スマホアプリで健康増進。

 

f:id:sawatarispa:20210818144753p:plain

f:id:sawatarispa:20210818144811p:plain

gunma.karada.live 上にリンクがあります。

 

 日々の運動や、検診の受診でポイントがたまります。

 

 からだづくりが特典に化けるかも・・・

 

 この週末からでも使ってみたいと思います。

 

                                記事:さかもと

Exercise is medicine

 群馬県医師会須藤会長の言葉だそうです。「俺はゴルフと筋トレだけどな」と続きそうですが、良い言葉だと思います。

 

f:id:sawatarispa:20210818143549p:plain

 さて、今日は平均寿命と健康寿命について、この差を縮めることが介護予防の使命といわれていますが、わが群馬県ではこの差の順位が、年を追う毎に下がっていっているようです。

 

 コロナ禍にある現在。調査はリアルタイムではできませんが、県民の健康度が心配です。

 県の取り組みを紹介します。

 

f:id:sawatarispa:20210818144153p:plain

 

 フレイル、社会参加、食事、まちづくりがテーマのようです。

 

 緊急事態宣言で、介護予防事業など中止になっていることも多いですが、社会参加の不足を補うのに、エクササイズは必要でしょう。

 

 ちなみに、須藤会長は当院の理事長です。

 

 手前味噌で失礼致しました(笑)。

 

                          記事担当:リハ部長さかもと

マトリクス(懐かしの映画ではない)

回復期リハ病棟はシステムで患者さんを良くするんだ。

 

これは、あるリハ医の言葉です。

 

それで思い立って、下の図を公開することにしてみました。

 

f:id:sawatarispa:20210818150312p:plain

 マトリクス組織と呼んでいますが、PTOTSTをまとめて病棟毎に管理する方法です。

 

 こうすることで、リハスタッフは診る患者さんの範囲が限定されるので、最大でその病棟の患者さんを把握するだけで済みます。

 

 20年前はPT室で入院患者さん全員のリハビリを受け持ちましたので、最大で200人患者さんを診る可能性がありました。

 こうなると顔と名前が一致しないばかりか、リハビリしていても訳がわかりません。

 

 システム化はこのような混乱を未然に防いでいます。

 

                                記事:さかもと

リハビリなのに読書推奨

 テレビと違って、本は読もうと思わないと情報が入ってこない。

 

 実は能動的なメディアなんです。

 

 読書の良い点をご紹介します。

 

f:id:sawatarispa:20210818153153p:plain



読書は脳のつながりを良くする

小説を読むことで脳内コミュニケーションが増えることが分かった。

読書が脳内でニューロンを作ると言う。

脳内における新たなニューロンの発生につながり、処理スピードを加速させる。

 

読書は加齢による認知力の低下を予防

読書が加齢による認知力の低下を食い止め、認知機能を守る。

週に1回以上読書をする人は6年後、14年後に認知力が低下している可能性が低いことが分かった。14年後、頻繁に読書をする高齢者はそうでない高齢者に比べ、認知力が低下するリスクが減ったとのこと。

読書は認知症のリスク低下にもつながり、中国で行われた大規模な研究では、65歳以上の人々を5年間追跡し、読書といった知的活動への晩年の参加が数年後の認知症リスクの低下と関係していることが分かった。頭は使った方が良さそうだ。

 

読書がストレスを低下

30分間の読書がストレスの身体的、精神的サインを減少させる

2009年の研究では、ヨガ、ユーモラスな動画、読書がストレスレベルに与える影響を比較した。その結果、30分間ニュースを読んだ学生の心拍数や血圧といったストレスマーカーが、読書を始める前に比べて低下した。ストレス調査でもスコアが下がった。

 

f:id:sawatarispa:20210818153340p:plain

 

読書は長生き。

読書は長生きにもつながる。2017年の研究では、読書をする人の死亡リスクは読書をしない人に比べて20%低いことが分かった。

読書をするだけで寿命が延びるわけではないだろうが、読書は一般的に、健康的なライフスタイルと関連していて、早すぎる死のリスクを低下させる可能性がある。

不動は早死にという結果も出ているのに、長生きとは...

 

読書は記憶力と集中力を良くする

高齢の男女を対象とした2013年の研究では、読書や作文といった精神的に困難な活動に関わった人は、そうでない人に比べて、記憶力の低下が遅いことが分かったとのこと。

 

読書の効果は沢山あります。

リハビリや自身の幸福に役立てたいものです。

 

                              記事担当:さかもと

病診、病病連携

病病連携、病診連携とは、

病院間の連携・病院と診療所の連携の事です。

 

 現在医療機関では、より良い医療を提供するために高度急性期・急性期・回復期・療養期などに機能分化され、病状に応じた医療の提供を行っています。

 ずーっと急性期病院に入院していたのでは、急性期病院がパンクしてしまいますし、

回復期がいっぱいになっていたとしても、急性期が回復期に患者さんを依頼できなくなるので連携が停滞してしまいます。

 

f:id:sawatarispa:20210817150953p:plain

急性期-回復期-生活期

 各医療機関がそれぞれの機能に合わせ連携し、地域全体で患者さまを総合的に診ていく体制は、今後益々強くなっていく事でしょう。

 

 当院は、地域包括ケアシステムに欠かせない “急性期と在宅復帰への架け橋” としての機能を持っています。

 

 そのため、急性期病院から患者さんを直接受ける事ができる、回復期リハビリテーション病棟を3棟有し、急性期病院からの受け皿としての機能を強化しつつ、各病院との連携を深めています。

 

 当院に転院しても、体調が急に悪化した場合、もともと入院していた急性期病院が再入院を受け付けてくださいます。

 

 高崎、前橋の病院でも、何の問題もなく連携可能ですので、各病院の相談員の方、もしくは主治医の先生までご相談ください(回復期リハ病棟対象の疾患が望ましい)。

 

                            記事担当:部長さかもと