群馬リハビリテーション病院(旧沢渡温泉病院)リハビリテーション部です

回復期リハ病棟156床。ロボットリハ稼働中。100名超のリハスタッフで365日リハビリ邁進中。一緒にリハビリがんばりましょう。

コーヒーを飲みましょう

 コーヒーに対しての評価は、変化してきました。1991年にWHOはコーヒーを飲んでいると、がんになるリスクが高まると指摘しました。

 

 昔は?コーヒーなどの嗜好品は比較的悪者にされることが多かったように思います。

 

 しかし、2016年には、同じくWHOが「コーヒーを飲むとがんになるということに根拠はない」と報告しました。

 最近では、コーヒーを飲みすぎたとしても、健康を害することはなく、むしろ健康に良いとされています。

 

一般的に言われている効果を並べてみます。

効果1

がんリスクを下げる

 

効果2

心臓病になりにくくする

 

効果3

2型糖尿病予防

 

効果4

アルツハイマー病リスクを下げる

 

効果5

脳卒中になりにくくする

 

 下の図にあるように、コーヒーを毎日1杯以上飲む方では、循環器疾患、脳梗塞脳出血ともに有意に発症リスクが低下したと報告しています。

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 特に脳出血では、図にあるように緑茶2杯と合わせてみると、発症リスクが3割くらい抑えられるようで、飲まないという手はありません。

 コーヒー1杯または緑茶2杯で同等の効果がありそうですので、どちらか好きな方を毎日摂取することを心がけてはいかがでしょうか。

 運動も大切ですが、コーヒー摂取は様々な病気に効果がありそうです。

                        記事担当:部長さかもと

 

 

再発を防いで、健康的な生活を

 運動能力に障害のある人とそうでない人の、心血管リスクの違いをみています。運動能力が低く、活動的になれないので、心臓などの血管が悪くなりやすいのか、それとも血管が痛みやすく、心臓が悪いので、運動能力が高くならないのかはわかりませんが、障害のない人に比べ、障害のある人は、リスクが高くなっています(病気になりやすい)。

 特に女性でこの違いは顕著のようです。他にも、筋力の弱い人ほど死亡率や心疾患の発症リスクが高いという報告があります。

 最近では筋力や体力をつけることにより、内臓疾患も予防するという考え方も出てきています。

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 日本人35~60歳の男性を調査した報告では、通勤時の歩行時間が短いほど、高血圧の発症リスクが高く、徒歩での通勤時間が0~10分の方に比べ、徒歩による通勤時間が21分以上の方では、高血圧発症リスクが3割ほど減ることがわかりました。

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 一枚目のグラフは、回復期リハビリを行って、移動手段やADL動作に障害が残らないように配慮すべきだということ。これにより心血管疾患の発症リスクを下げることができる可能性があります。

 二枚目の表では、車通勤などで歩行時間が確保されていない場合は、駐車場に車を止める際、あえて遠い場所に駐車して、歩行時間を伸ばす配慮も大事だと思います。実はこれは大学の恩師が実践している方法で、知っている事を実践することが大事であるということを身を以て証明してくださっていたように思います。

 脳卒中や心疾患を罹っていてもいなくても、運動量を確保して病気が発症することを防ぐ事ができれば、健康寿命を伸ばす事ができると思います。

 身の回りの事を自分ですること、またはプラス10分歩く心がけがよいと思います。

                        記事担当:部長さかもと

ブログ移設、無事終了しました

 yahooブログ終了に伴い、昨日、無事にyahooブログからの引っ越しが終わり、今日からはてなブログで営業?させていただきます。

 いろいろ今までとは違った表現もできそうですので、少しづつ勉強していきたいと思います。

 ブックマークされている方がいらっしゃいましたらこちらのアドレスに変更ください。

 これからも宜しくお願い致します。

                                   リハ部長さかもと

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歩行アシスト使用例

 

「物理療法のご紹介」

 当院では、ホットパックをはじめとした物理療法も行っております。


 ホットパックは、筋肉の緊張を和らげたり痛みの除去などの目的で、リハ医に処方をして頂き実施しています。


 患者さんも毎日リハビリをする中で、ホットパックを受けている時間は至福の時間と感じている方も多いようです(^^)。


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 頚部や肩周りは写真のように温めます。


 他にも患者さんの症状によって、腰や下肢にも行っています。

 
 

 そんな物理療法を支えて下さっているのが、2名のベテランスタッフです。


 要望により、お顔と名前は控えさせて頂きますが、沢渡の父&母と呼ばれるような存在です!

 

 患者さんの中にはお二人と話すのが楽しみとおっしゃる方もおり、日頃の出来事や悩みなども話すことができるそんな時間でもあるようです。

 

 人とのつながりというのは、お酒やたばこ・運動などと同じように健康に影響するそうです。

 人に悩みを相談できる事でストレスの緩和にもなるため、ストレスをためないということはより健康な心身をつくることにつながります。

 

 物理療法では心も体も癒やしてくれる、そんな場所であると私は感じています(^^)

 
 

記事担当:PT牧口

鼻息鏡って何?

下の写真は何でしょう?

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 これは、言語聴覚士が声の調子(発声について)を確認する検査で使う、鼻息鏡といわれるものです。
 簡単に言うと。字のごとく、鼻息が出ているかどうかを確認する鏡です。どうして、鼻息を確認するのでしょうか?
 
 通常、「アー」と声を出す際には、
口の中、天井に在る軟口蓋(なんこうがい)という場所が上に
持ち上がり、口から鼻に通じている通り道を塞ぐ役割を果たしています。
 

 通り道が塞がれることによって、聴き取りやすい「アー」
(ハッキリした聴き取り易い声)になるのです。

 

ただし、病気の影響で、この軟口蓋の持ち上がりが弱くなってしまう場合、少し鼻に掛かるようなぼんやりした声(開鼻声)になります。つまり、口と鼻の通り道を塞ぐ事が出来なくなり、鼻から息が漏れてしまうのです。 そこで、お口の天井(軟口蓋)の働きが保たれているかどうかを確認する際、この鼻息鏡が活躍します。
 「アー」と声を出したとき、ペットボトルのお水をブクブクと

吹いたとき、に鼻から息(呼気)が漏れていないかどうかを確認します。
 
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    鼻から漏れていない場合      鼻から漏れている場合

 

 このように、言語聴覚士が行う検査や訓練では、様々な道具が活躍しているのです。
記事担当:ST吉田

梅雨明けていなかったのにこの天気

 最近は雨が続いていますが夏が来ましたね。毎年この時期の個人的な楽しみは高校野球観戦です。

 よく敷島まで行きます。私も学生時代はサッカーをやっていましたが、当時は部活をやるのが当たり前で何も感じませんでしたが、高校球児を見ていると一番身体の動くときにもっと一生懸命やっていればよかったと思います。

 

 7/25に当院の福利厚生として全職員を対象にしたスポーツレクがありました。天気が心配でしたが雨は降らず9時~15時まで一日運動です。スポーツは午前中にキックベース・ソフトバレー、午後はバトミントン・卓球・バスケなど自由に身体を動かしました。キックベースは小学生以来だったので楽しみにしていました。小学生であればボールが飛ぶ距離もそこそこですが、大人がやったらどんなものかワクワクしていました。が、自分は数日前から子供の体調が悪く参加できませんでした。

スポーツレクは大盛り上がりだったそうです。


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 当院の職員は運動が得意な人が多いように感じます。それでも、社会人になるとなかなか人数が集まらない、時間がない、など運動不足になりがちな人も多いのかもしれません。


 このように、病院として職員に運動する機会を与えてくれるのは、職場とは違った一面を見られ、運動不足解消にもなり非常にありがたい事だと感じました。次の機会があればその時は参加したいと思います。

 写真は後輩に依頼して撮ってきてもらいました。

 

 これからまだ暑い日もあると思いますので、水分はこまめに摂取し脱水症状に注意して下さい。

 食事から摂取する水分もありますが、一日に1.5~2.0Lの水を飲むのが良いそうで、運動時ではなく通常時でも水分のとり方は2時間おきにコップ一杯程度の水を飲む必要があるそうです。喉が渇いたと思った時には、すでに身体の中は水分が不足しています。

 

 また、夏は冷たい飲み物がおいしく感じますが、身体には常温水がよいそうです。特に高齢者では冷たい飲み物を飲むと胃が冷え、温度を戻そうと体内の血液や水分が胃周囲に集まり、体全体には十分に水分が行きわたらないようです。

 冷たいほうが美味しいですけどね・・・。頭の片隅にでも覚えていてください。

 

 汗をかけば水分摂取はもっと必要ですし、塩分も必要になります。脱水症状に注意して今年も夏を過ごしましょう。

                                                    PTながい


大腿骨頸部骨折

 大腿骨頸部骨折に限らず、ふとももの骨折は回復期でリハビリができます。

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 これは、骨折に至る原因ですが、実は立った高さから転倒して骨折した方が8割近くに達しています。

 交通事故だったり、段差の踏み外しだったりと、骨折しそうな原因の割合は少なく、普通に立った高さからの転倒が一番多いことが特徴です。

 受傷する方は高齢者が多いので、このような結果が出ているとも考えています。

 また、腰椎圧迫骨折や、大腿骨頸部骨折を一度受傷した方は、転倒リスクが高くなったり、再骨折が多くなるといわれています。

 従って、術後のリハビリはしっかり行うようにして、転倒しにくい心や体を造っておいてください。これが健康寿命を伸ばすことにもつながることでしょう。

 楽しくリハビリしましょうね。

記事:リハ部部長さかもと

膝の痛み

 変形性膝関節症という診断はないのに、膝が悪い方、膝を動かすと音がする方、痛みを訴える方、結構いらっしゃいます。

 この疾患は、症状を自覚する方が1000万人、症状の自覚の無い方(レントゲンで変形を認める)を合わせると3000万人程だそうです。

 実に国民の1/4。高齢になればこの病気になる可能性はさらに増えます。

 膝が痛くなったらどうするか。まず受診してください。

 上記の診断を受け、しばらく様子みましょうと言われたら、下の運動をやってみてください。

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 こんな感じに真横を向いて、足を横に挙げます。

 腰や体が上に開かないようにしてください。

 膝の痛みが楽になる効果を認めています。

記事:部長さかもと

取材班

 今年も行ってきました。野反湖取材班。

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 少し薄暗くなってしまったのと、山の裏側で1時間120ミリの雨が降ったという報道がありましたが、たどりつけました。

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 夕方には花が萎んでしまうという話も聞きますが、雨の後でもしっかり開いている花もあります。

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 ハクサンフウロシモツケソウなどもあり、近所で自然の群落がみられるのはここしかありません。

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 霞が出てきましたので帰ることにしましたが、斜面に黄色く見える部分があると思います。昼間開花している時間帯には、多くの斜面で黄色い絨毯に見えることでしょう。
 良いリフレッシュができました。明日からまた頑張れそうです。
記事担当:部長さかもと



ポスター紹介

 今日は日本理学療法士協会です。

 7月17日は理学療法の日でした。

 PT協会のキャッチフレーズは”笑顔をあきらめない”

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 対する?当院リハ部のキャッチフレーズは”Challenge for smile!”

 邦訳すると”笑顔のための挑戦”。

 似てますね(笑)。患者さん、ご家族、スタッフの笑顔のために挑戦を続けたいと思います。

記事:部長さかもと